歌は世につれ世は歌につれ、新たなる「うた」の時代を告げる1999年生まれのシンガーソングライター、工藤将也のデビュー作。
宅録、弾き語り、そして個性豊かなメンバーを迎えてのバンド編成。時に"うた"が泣き、笑い、踊るように彩っていく楽器たちと、ユーモアとシニカルさを交えながら表情豊かなことばが紡ぐ何気ない日常の機微。そこに垣間見る儚さや力強さ、そして美しさを誠実にすくい上げる柔らかな歌声。
ポップなメロディと滲み出る歌心でもってしたためた楽曲たちは裏路地や高架下、街に息づく陽の当たらないメランコリーを、夕暮れや月明かりのもつセンチメンタルを、優しくも楽しげに、そして翳りを抱いて描き出す。
慌ただしく変わりゆく都市の片隅でひっそりと産み落とされた、いま最もピュアな9篇のブランニュー・フォーク。
※特典CD-R付き
収録曲:
01.水筒
02.涼しい砂漠
03.アイムファイン
04.林
05.スーパー線香
06.フューチャーラヴァー
07.この時間帯のこども
08.風のブギ
09.それでよいとすること